トイレルーム換気口

(注記)
この改造では、ボディに穴を開けています。
ボディに穴を開けるということは、下取りの点で不利になる場合があります。
その点を十分考えた上で実施してくださいね。

まずは、基礎となる下穴を開けます。キング5.3WDの場合、トイレルームのバゲッジドア後方約100mmの部分にフレームが通っていますので、その部分を避けて穴を開けなければいけません。今回の場合は、バゲッジドアの後方40mm部分に穴を開けることにしました。
キングは、トイレルーム部が独立した部屋になっているため、外壁と内壁の間に隙間があります。
しかし、穴はまっすぐにあける必要があるので、今回は、超ロングドリルを使って、下穴を貫通させます。
これが、今回使った、長ロングドリルです。もちろん、そのままあけたのでは、曲がってしまう可能性が高いので、垂直穴あけガイドを使って、垂直にあくように工夫しました。
下穴を開けたら、ホルソーや自由錐等を使って、通し穴を開けます。今回は、直径75mmの穴を開けました。
これが、今回穴あけに使った自由錐と呼ばれるものです。
調整することにより、だいたい40〜120mm位までの丸穴を開けることが出来ます。左側の写真のものは片歯タイプのもので、狭い場所でも使えますが、きちんと垂直にしてやらないと歯に非常に負担が掛かります。右側のものは、両刃タイプなので、その点は安心ですが、結構長いアームが回りますので、狭いところでは使えません。
どちらも一長一短あるので、結局両方使用しています。
これが、外側につける、通称ガラリと呼ばれる住宅用換気口です。ステンレス製で錆にも強くなっています。
今回は、差込穴75mmタイプを使用しています。
取り付ける前に、内側にタップリシリコンパテを充填します。
見てもらえばわかるように、このガラリは、内側に網が入っていて虫が入らない構造になっているだけではなく、下のほうが、雨返しになっていて、多少雨が入り込んできても、大丈夫な様に出来ています。
取り付けたら、さらに回りもシリコンパテで防水処理します。
なお、今回は、差し込んだだけでなく、上下2箇所をタッピングネジで固定しました。
これは、室内側の様子です。
室内側は、プラスチック製のものを使用しました。
これは、中央部のつまみを回すことで開閉が出来ます。
したがって、冬場の寒いときなどは風が流れるのを止めることも可能です。
(ロールオーバー効果有り)
外と、中は、このようにチューブを使って接続します。


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