キャンピングカー乗り換えへの道 その3

4)装備について
キングに乗って3年半あまり、かなりフル装備で購入しているので、装備品のなんたるかがある程度わかってきた。
そこで、次の車について代表的な装備品をいくつか上げて、可否について検討してみた。(なお、これはあくまでも私の
私感である)

a)ダイネットシート
キングはFASPシートが標準である。これは、特にセカンドシートにおいて対面にも前向きにもなる優れものであった
が、前向きとして使うことはほとんど無かった。それより問題はシート幅で、900mmでは大人2名が隣同士でゆったり座
って食事を。。。というには少々狭い。
また、特注でやった、サイドシートが思いのほか役にたった。で出した結論は。。。
・ダイネットシートは、ラウンジ形状シートが良い。

b)ベッド
キングリアベッドは、上下同幅の2段ベッドである。2段目ベッドはフロアから見れば1m以上高い位置にあるので、上り
下りが大変である。同幅であるので、下のベッドに足をかけても上りづらい。結局物置になってしまった。
窓も、背面窓(ベッドから見れば横側)の窓をわざわざ固定から引き戸式の開閉式にしたが、思ったほど風が抜けなか
った。また、開口部が小さいためか、FFの暖かさがあまり伝わらなかった。。。。で
・常設ベッドは、幅を1200mm以上(セミダブル)にする。
・窓は、頭側+足側の両方に設け、風の通りを考える
・2段にする場合は、2段目は1段目より幅を狭くし(といっても900mmは欲しい)段違いにする。
・寒さ対策のために、ベッド部にFFの吹き出し口を設ける

c)トイレ
・キングで絶大な効果を発揮したので、カセットトイレの設備は必須。
・我が家は大もするので、ベンチレーターは強力な物が必要
・シャワーはあっても無くても良いが、あれば便利。。。(水容量との関係)

d)ボイラー
シャワー浴びる浴びないにかかわらず、食器洗いのことを考えると必要である。ただ、一般的に搭載されている貯湯式
は、使い始めるまでに時間がかかるのと、冬季の凍結防止も考えないければならない。瞬間湯沸かし器式はそのよう
な問題は無いが、熱源がLPガスになるので燃料の調達が問題となる。。。。。で結論は
・ボイラーは、ラジエター熱供給の貯湯式(20L以上)とする。(移動中にお湯が沸いている。我が家は連泊パターンは
少ないのでこの方が使いやすい)
・もちろん連泊に備えて、ACでも加熱できるようにする。(やはりLPは避けたい)

e)清水タンク
キングは、清水タンクが80Lである。外食中心の旅であれば、1週間でもこれで十分だが、キャンプ場に泊まり調理・洗
物すると、あっという間になくなってしまう。もちろん、タンクを大きくすればそれだけ重量が増えることになる。
カムロードでは全体の重量を増やすのには??であったが、バスなら余裕である。。。。で
・清水タンクは150L前後を搭載する。
・グレーは、150までは行かなくても100L前後は搭載する。

f)浄水器
キングに後付けして重宝したのがこれである。後付といっても、蛇口に後付するタイプではなく、アンダーシンクタイプの
本格的なものである。(詳しくは、こちら
今回もこれは外せない。しかも、より強力なタイプということで、
詳細仕様はこちら
MP02−4という業務用のタイプを導入することにした。
やはり、業務用というだけあって、ろ過能力・耐圧性は家庭用の比ではない。このタイプなら、ポンプのすぐ後に付ける
事により温水も含めて、すべての水を浄化できる。カビも除去する能力を持っており、長期キャラバンでも安心して清水
タンクの水が飲める。こうなると、清水タンクの容量を増やした価値がさらに出てくる。

g)コンロ
我が家のコンロの使いとしては、正直お湯を沸かすか、調理の下ごしらえ用ぐらいにしか使わなかった。改造はしたも
のの、火力は弱いしあまり実用的ではない。キングのときは、FF、ボイラー、コンロと3つの使い道があったので、LPガ
スも活躍の場があったが、ボイラーはラジエター式、FFも燃料系となると、コンロ用にLPを設置するのは無駄であ
る。。。。そこで、
・コンロはカセットコンロまたは、IHを使うとして、基本はレスとする。但し、カセットガス集合装置は設置して、ご飯炊き
(こがまる)等に使用する。

h)サイドオーニング
あっても使わないという人も多いと思うが、我が家はかなり重宝したので次もつけることになるだろう。長さは、車両の
長さから考えて4mをチョイスする可能性が高い。

i)リアラダー
正直、屋根に上がるための梯子としての役目より、ゴミ箱やスキーを取り付ける金具としての役目のほうが多いかもし
れない。しかも、最近は折りたたみ型が流行で折りたたんだときはかなり高い位置に行ってしまうので、あまり意味を成
さないかもと考えている。これについては保留中である。

j)サイクルキャリア
年間の登場回数は非常に少ないが、我が家では確実に使うアイテムである。
キングは、リアバゲッジドアが大きいので、かなり高い位置への取り付けとなってしまい、上げ下ろしに脚立が必要とい
う本末転倒な事になってしまった。
キャリアとしては、フィアマやオムニのような一般的なキャリアのほかに、ヒッチメンバーを取り付けてそこに設置するタ
イプや、車両から引き出してきて使うタイプ等ある。ただ、ヒッチメンバータイプは付け外しが面倒であるし、引き出しタ
イプは、設置費用が高くなることとスペアタイヤを外さないと駄目という欠点がある。。。そこで
・サイクルキャリアは、フィアマ(LIFT77)かオムニ(OMNI-BIKE LIFT)の上下できるタイプを装着する。

k)ウインドウ
キングもウインドウは、ガラス2重である。
ガラスは、当然傷が付きにくいという利点があるが、フレームの金属部が結露する。これはちょっといだだけない。
あと、スライドが半分しかしないので、開放感としては今一。また、シェードが無いのでカーテンは必須。見栄えは非常
に良いが、冬季はしたから冷気が下りてくる。
アクリルは、傷が付いたときのメインテナンス問題以外なら、軽い・シェード一体式・振り出し式使えば換気も便利とな
る。。。。そこで
・ウインドウは、基本的にはアクリル2重窓を装着する。

l)収納
キングで一番困ったのが、やはり衣類の収納である。
上部キャビネットで小物は何とかなっても、冬場の防寒着等はどうにもならない。結局ダイネットにバーをつけて、そこ
に吊るしておく事になったが、やはりスペースを圧迫する。。。。。そこで
・幅が300mm以上のしったりとしたクローゼットを設置する。

※ここからは電装系
m)サブバッテリー
キングは、100A(EB−100)を2本並列に繋いでいた。EB−100は、値段は高いが、他の同クラスディープサイクル
と比べると、抜群の性能を持っている。ただ、開放型なので、車内設置が出来ないこととバッテリー液の定期的な補水
が必要である。対する密閉型は、充電容量をきちんと監視できれば、室内設置が可能であるし、補水もいらない。
特に寒いときに室内へ置いておくというのは、能力低下を防ぐことが可能である。
2本並列は、ベースとなる車が12Vなので当然である。
ただ、今回は、ベースには24V仕様であるコースターを選択する可能性が高い。サブを2本積むのは当然として、これ
を12Vで使うか、直列にして24Vとして使うかが最大の問題点だ。
照明をはじめとする機器類は、ほとんどが12V仕様である。したがって、多くの車は、走行充電時に24→12Vの変換
を行い。サブバッテリーは12Vで運用している。
サブバッテリーが1本であれば、これでまったく問題ない。ただ、2本以上使うときには少々疑問が出てくる。
それは、電子の流れから考えると、並列接続したバッテリーに均一充電・均一放電をさせるのは非常に難しいというこ
とである。オームの法則というのをご存知だろうか? E=IRという式で表されるが、電圧(E)・電流(I)・抵抗(R)の関係
を表している。
一般の充電器は、バッテリーの電圧または電流を検出して充電をとめている。
バッテリーは、固体ごとに内部抵抗が違うので、電圧検出の場合、どちらか内部抵抗が高いバッテリーが規定電圧に
達したときに充電をとめてしまい、もう片方は満タンになっていないケースがあるのである。
なので、大小の違いはあるが、12V100Aのバッテリーを2本並列にしても、12V200Aの能力は発揮できないのであ
る。
対して、直列継ぎはどうか。。。。
直列の場合、両方の合計電圧になるので、並列の場合よりも、充電の隔たりは少ない。
したがって、12V100Aバッテリー直列の場合、ほぼ、24V100Aの能力が発揮できるのである。
また、電流を多く流すためには、太い電線が必要だが、高い電圧を流すのには、さほど線の太さは必要としない。機器
を動かすには、電圧と電流の積である電力が必要なので、細い線で効率よく送電できる高い電圧のほうが有利なので
ある。
これは、大型車がみな24V仕様となっていることや、家庭でも、容量の大きなエアコンなどは100Vではなく200V仕様
になっていることからも判るかと思う。
もちろん、どこかで使うときには12Vにして使うこともあるのだが、どこかでは変換するということで。。。。。
・サブバッテリーは100Aクラスを2本使い、直列継ぎとして24Vのサブバッテリーシステムとする。
・走行充電器は24→24、AC充電器も24V仕様を使う。
・FF、DC/ACインバータ、冷蔵庫、給水ポンプなど、24V仕様があるものは、24Vの機器を使用し、照明等12Vが
一般的なものは、DC/DCコンバータを使って電圧を下げる。なお、DC/DCコンバータもスイッチング型の高効率タ
イプを使う。(安価なものは、24→12Vに下げるときに余剰を熱としてしまうので、効率が悪いし大型になってしまう。ス
イッチングタイプは、高価だが効率もよく小型である)

n)電子レンジ
コンロをレスしたので、電子レンジは必須となる。AC電源確保の問題はあるが
・電子レンジは必須。50/60共用タイプを設置

o)発電機
回せる所が限られてはいるが、あれば非常に便利な機器であることは事実である。キングは、ポータブルタイプであ
る、eu16使用していた。取り外せるなど便利な点も多いが、フルスロットルで使ったときの振動と音はものすごいもの
がある。。。。そこで
・設置型の発電機(20A以上)を取り付ける

p)DC/ACインバータ
発電機を回せるところは限られているので、電子レンジを使おうと思ったら、必然的に1500Wクラスのインバータが必
要になる。しかし、このインバータ、使っていなくても、電源が入れば1A程度の待機電力が発生する。また、省電力に
入れば、0.05A程度になるが、ACアダプタ等の使用だと、省電力モードから復帰せず、使えない。。。。よって
・インバータは、300Wクラスの小電力タイプを標準として搭載する。
・電子レンジ用は当初は持たず、必要と感じたらあとで追加(したがって、電子レンジのAC回路は専用の配線をしてお
く)

q)エアコン
最近は、省電力の面から、家庭用のエアコンを設置する車両も増えてきた。
ただ、現実的には、メーカーがお墨付きを与えたものではないので、故障や冷媒漏れ等の問題は残る。
キングは、一番オーソドックスなポーラーカブを装着しているが、音の問題を除けば、大きな不満は無かった。。。。そこ

・エアコンは、ポーラーカブを設置する。

さあ、仕様もだいたい煮詰まって来た。

で、結局判子を押したのは。。。。。。こちら


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